• 2020年度 新入社員の傾向と指導育成ポイント
  • TOP

2020年度 新入社員の傾向と指導育成ポイント

2020年度 新入社員の傾向と指導育成ポイント

2020年度 新入社員の傾向と指導育成ポイント

新入社員研修に携わった講師による、今年の新入社員の特徴と傾向、および指導する上でのポイントをまとめております。貴社の新入社員育成の参考になれば幸いです。

≫ 2018年度の新入社員の傾向と指導育成ポイントはコチラ

≫ 2019年度の新入社員の傾向と指導育成ポイントはコチラ

新入社員の3つの傾向

1.真面目で素直に取り組む

研修に対しては真面目に取り組み、講師の話を聞く際の姿勢もきちんとしており、メモも工夫しながら取っていました。講師の指示に対してはすぐに行動に移そうと動いたり、指摘されたことは改善しようという素直さが見られます。
しかしながら、場面や状況が変わると、先程までできていたことが抜けてしまうなど、学んだことが定着するまでには時間がかかるのが課題です。基本的に注意されたことは素直に受け入れる方が多く、全体への指摘の際は変化が小さくても、個別に声掛けを行うと行動の変化が大きいことも特徴の一つです。

2.間違い回避、安全圏内にとどまる

研修中の個人目標に、「講師から指摘されない」「正しい言葉遣い」を掲げるなど、“ミスを避けたい”と意識する方が例年と比較して多いように感じました。正解不正解がない質問に対しては意見を出しますが、全員の前で行う代表ロープレや正解が決まっていることに対しては躊躇する傾向にあります。
また、グループ討議は各々が意見を出しますが、より深い議論をするまでには至らず、全員の意見を尊重し、全体を調整して一定基準の形に整えるといったバランス重視の意識が強く、良くも悪くも目立ちたくないという特徴が見られます。

3.学生気分が抜けていない

“会社の一員として見られる”という社会人としての自覚が足りない方が多い印象です。
公開型の研修では、受付で自ら会社名と氏名を名乗って挨拶ができない、事前にアナウンスしていたことを確認していない(研修の受付階、事前の検温)など、未だ受け身な姿勢が随所で見られました。
敬語が身に付いておらず講師の前でも学生言葉で話すなど、意識の切り替えができていないようですので、指導育成ご担当の方をはじめ、周辺の方が、気づいた際にはこまめな声掛けを行い、社会人としての意識・行動の定着を促していく必要があります。

今後の指導育成についてのご提案

今年度の新入社員の皆様は、新型コロナウイルスの影響で例年とは大きく異なる環境での新社会人生活のスタートとなりました。予定されていた入社式や新入社員研修が行われなかったり、入社後すぐに在宅勤務や自宅待機になったりと入社前には想定していなかった現状に多くの新入社員が戸惑いを抱えているかと思われます。

今後、フォロー・指導を進めていく過程において特にポイントとなる2点をご提案します。

1.メンタル面のサポート

在宅勤務やイレギュラー体制での勤務などが続く現状では、対面でのコミュニケーション不足や現場での実務に対する不安が生じているため、メンタル面でのサポートが例年以上に重要になってまいります。
新入社員が陥りやすいストレスの要因やストレスの解消方法を知ることで、一人で抱え込ませない、重症化させないようにしなくてはなりません。
また、メンタル面の不安が体調の不調として出やすい傾向も見られますので、社内での細かなサポートやフォローが不可欠です。

2.知識⇒実践へのフォロー

オンライン研修、自宅学習などを通して知識のインプットの時間は多くとれていると推察しますが、現場を想定したロールプレイングやペアワークの機会が十分に得られなかったことで、通常勤務になった際の実践に対する不安を抱えていることが懸念されます。
知識のインプットはできていても不安点や疑問点を解消できていない方も多いと思いますので、改めてビジネスマナーの実践を軸としたフォロー研修などを実施することが有効であると考えます。

アソウ・ヒューマニーセンターからのご提案

私ども教育事業部では、新入社員の課題、育成サイドの課題等の解決のお手伝いをさせていただくべく、様々な研修メニューを用意しております。
上記にあげたポイントに関する、メンタルヘルス研修、ビジネスマナー実践研修のほかに内定者研修、新入社員フォロー研修、OJT指導者研修、管理職研修、コーチング研修、アンガーマネジメント研修など、各種ございます。通常の対面研修だけではなく、オンライン研修でのご相談も承ります。

「研修一覧はこちら」

株式会社アソウ・ヒューマニーセンター 教育事業部

このページの一番上に戻る

このページの一番上に戻る